警備員になったら人生終わり?そう言われる理由と実際の働き方
「警備員になったら、人生終わりなのでは?」
警備員について調べていると、「警備員 人生 終わり」「警備員 底辺」「警備員 やめとけ」といった否定的な言葉を目にすることがあります。
こうした言葉を見れば、
「周りから見下されない?」
「一度警備員になったら、ほかの仕事に転職できなくなる?」
「この仕事を選んで後悔しない?」
などと考えてしまうのも無理はありません。
では、本当に警備員になると「人生終わり」なのでしょうか。
結論からいうと、警備員になったからといって人生が終わるわけではありません。
交通誘導警備は、道路工事や建設工事を安全に進めるために欠かせない仕事です。未経験から始める人も多く、仕事を続けながら資格を取得したり、隊長を目指したりすることもできます。
また、警備の仕事をきっかけに、生活リズムを整え、一人暮らしや貯金を始めた人もいます。
この記事では、「警備員になったら人生終わり」と言われる理由や実際の大変さを確認したうえで、警備の仕事から生活や働き方を立て直した人たちの事例を紹介します。
1、なぜ「警備員になったら人生終わり」と言われるのか
まず、「警備員になったら人生終わり」と言われる背景を整理してみます。
大きく分けると、警備員という仕事に対する世間のイメージ・給与への不安・仕事内容の見えにくさがあります。
「誰でもできる仕事」と思われやすい
警備員は未経験から始められる仕事です。
そのため、「簡単な仕事」「道路に立っているだけ」と思われることがあります。
しかし、交通誘導ではただ旗を振っていればいいわけではありません。
- 車と歩行者の位置を確認する
- 工事車両の動きを確認する
- 危険になりそうな場所を先に見つける
- ほかの警備員とタイミングを合わせる
- その場の交通状況に合わせて誘導を変える
といった判断が必要になります。
同じ道路でも、時間帯や交通量、工事の進み方によって状況は変わります。
決められた作業を繰り返すだけではなく、その場を見ながら判断する仕事です。
給与が低いイメージがある
警備の仕事で生活できるかを考えるには、日給だけでなく、月に何日働けるのか、どのような手当が付くのかを確認する必要があります。
同じ日給でも、勤務日数によって月の収入は変わります。また、求人に掲載されている月収例に、夜勤や資格の手当が含まれている場合もあります。
セキュリティスタッフでは、現場が予定より早く終わった日も日給を保証しています。収入について確認するときは、こうした支払いの仕組みに加えて、勤務日数や寮費なども含めて考えることが大切です。
人から見える場所で働く
交通誘導警備は、制服を着て道路に立つ仕事です。
しかも警備員が立っているのは、
- 道路が狭くなっている
- 通行止めになっている
- 渋滞している
- 工事でいつも通り通れない
といった、人が不便を感じやすい場所です。
そのため、「なんで止めるんだ」「俺が通るときに工事するな」といった言葉を受けることもあります。
仕事内容を知らない人から見れば、「道路に立って人を止めている人」にしか見えません。
こうした外から見える姿と、実際に担っている役割の差も、警備員が悪く見られやすい理由の一つです。
2、でも、本当に問題なのは「警備員になること」なのか
ここで一度考えてほしいことがあります。
「警備員になったら人生終わり」と感じているとき、本当に不安なのは警備員という職業そのものでしょうか。
実際には、
屋外で働くことがつらいのか。
今の会社の人間関係が嫌なのか。
将来どうなれるのか分からないことが不安なのか。
周囲からどう見られるかが気になるのか。
によって、問題はまったく違います。
警備の仕事そのものは嫌いではないのであれば、会社や勤務条件を変えることで解決する場合があります。
一方で、屋外勤務そのものが身体に合わないのであれば、警備以外の仕事を考えた方がいいこともあります。
すべてを「警備員だから人生終わり」とまとめてしまうと、何を変えればいいのかが分からなくなります。
3、交通誘導警備には、実際に大変なこともある
警備員に対する悪いイメージをすべて「偏見」として片づけるつもりもありません。
交通誘導警備には、実際に大変な部分があります。
夏の道路工事はかなり暑い
交通誘導は屋外で働く仕事です。
特に真夏の道路工事では、気温だけではなくアスファルトからの照り返しもあります。
セキュリティスタッフにも、真夏の舗装工事で、作業員に水をかけてもらいながら暑さをしのいだ経験を持つ隊員がいます。
冬は防寒着などで対策できますが、夏は服を脱ぐにも限界があります。
暑さが苦手な人にとっては、簡単な仕事ではありません。
厳しい言葉を受けることもある
工事によって渋滞や通行止めが発生すれば、その不満が警備員へ向けられることがあります。
仕事として、相手の不満を受け止めて頭を下げなければならない場面もあります。
ただし、何をされても我慢すればいいわけではありません。
セキュリティスタッフでは、隊員が胸ぐらをつかまれるなど、通常のクレーム対応を超えたトラブルが起きた際には、会社として相手側へ抗議しています。
状況によっては警察への相談や、取引自体を見直すこともあります。
4、セキュリティスタッフでは「警備員になる前」のことも見ています

セキュリティスタッフには、「人材再生」という考え方があります。
私たちが見ているのは、「この人を警備員として採用できるか」だけではありません。
なぜ今仕事を探しているのか。
これまで仕事が続かなかった理由は何なのか。
今の生活で困っていることは何なのか。
これからどうなりたいと思っているのか。
そうした部分まで確認します。
そのため、面接は平均すると約1時間半かけています。
人材再生と聞くと、「誰でも採用する会社」と思われるかもしれません。
しかし実際は逆です。
過去に何があり、今どんな問題を抱えているのかを確認したうえで、セキュリティスタッフで支えることができるのかを考えます。
会社として支援することが難しいと判断すれば、採用を見送ることもあります。
5、入社後も「現場に出して終わり」ではない
採用されたら、すぐ一人で現場へ行くわけではありません。
まず4日間の研修を行い、警備の基本や現場で必要になる知識を学びます。
そして、セキュリティスタッフでは仕事だけでなく、入社後の生活面についても必要に応じて支援しています。
入社後3〜4か月間は、新人一人につき一人の専任担当者がつきます。社内では、この担当者を「キャディ」と呼んでいます。
研修を受けているときだけではなく、現場へ出たあとも、仕事や生活で困っていることがないかを確認します。
相談内容は、警備の仕事だけとは限りません。
- 寮や住まいのこと
- 生活に必要な書類のこと
- スマートフォンなど連絡手段のこと
- お金の使い方や生活費のこと
- 現場でうまくいかなかったこと
など、その人によって困っていることは違います。
もちろん、会社がその人の人生をすべて代わりに解決できるわけではありません。
それでも、「分からないから放置する」「困っているけれど誰にも相談できない」という状態をできるだけ減らし、自分で生活できる状態へ近づけていくことを目指しています。
6、実際に「もう一度」を始めた人たちがいる
人材再生という言葉だけでは、実際に何をしている会社なのか分かりにくいかもしれません。
セキュリティスタッフでは、これまでさまざまな事情を抱えた人が警備の仕事を始めています。
生活保護から働き始め、一人暮らしへ
53歳で生活保護を受けながら施設で生活していた人がいました。
本人の目標は、「自分の部屋で暮らしたい」ということでした。
最初から何でも一人でできたわけではなく、スマートフォンの操作や一人での移動に困っていました。
入社後の仕事や生活を支える専任担当者であるキャディが、スマートフォンの操作方法や移動の手順をその都度一緒に確認しました。本人も、教わったことを自分で試しながら、一人でできることを少しずつ増やしていきました。
仕事を続けながら生活に必要なことを覚え、約半年後には目標だった一人暮らしを始めました。
会社に入ることさえ怖くなっていた人
当日の欠勤を繰り返し、「また怒られる」と思ううちに、会社へ入ること自体が怖くなってしまった隊員もいました。
警備員の採用と入社後の定着を担当する人事部門が、欠勤だけを責めるのではなく、その日の体調と、会社へ来ることへの不安を確認するために連絡を続けました。セキュリティスタッフでは、この人事部門を「エンカウンター室」と呼んでいます。
本人も少しずつ自分の状態を伝えられるようになり、約1か月後には自分から会社へ来られるようになりました。
問題が起きたときに切り離すのではなく、「次はどうすれば同じことを繰り返さないか」を一緒に考えるのが、セキュリティスタッフの人材再生です。
お金の使い方を見直し、資格取得、隊長へ
警備の経験はあっても、お金の管理が苦手で、給料が入っても生活が安定しない人がいました。
本人はお金の使い方を変えて生活を安定させたいと考えました。そこで、現場配置の調整に加えて生活やメンタル面も支える担当者と話し合い、入社後の1〜2年は会社に金銭管理を任せる取り決めをしました。セキュリティスタッフでは、この担当者を「エンジェル」と呼んでいます。生活に必要なお金と貯金を分け、使い方を確認しながら働き続けました。
現在は自分でお金を管理し、貯金を続けられるようになっています。仕事では交通誘導警備業務2級を取得し、隊長を任されるようになりました。手術が必要になった際には、約6万5千円の費用を貯金から支払うこともできました。
警備員として採用された瞬間に人生が変わったわけではありません。
働くこと、生活を整えること、仕事を覚えることを少しずつ積み重ねた結果です。
7、長く働く中で、仕事の見え方が変わる人もいる
警備員を始めたばかりの頃は、目の前のことで精一杯になる人も少なくありません。
セキュリティスタッフで5年以上働く隊員も、仕事に慣れてきたと感じたのは入社して半年ほど経ってからでした。
特に大きかったのが、経験豊富な先輩と一緒に現場へ入ったことです。
どこを見ているのか。
どのタイミングで車を止めているのか。
周囲にどう気を配っているのか。
先輩の動きを見ることで、自分の仕事の見方も変わっていきました。
また、警備員になってから生活が以前より規則正しくなったという変化もありました。
現場では、監督から「ありがとう」と声をかけてもらったり、近隣の方から飲み物をもらったりすることもあります。
通行する車から手を上げて挨拶をしてもらうこともあります。
8、警備員になった後にも、次の道はある
「警備員になったら、その後もずっと同じ仕事をするしかない」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、警備員として経験を積んだ先にも役割があります。
交通誘導警備の資格取得を目指したり、現場で隊長を任されたりする人もいます。
最初は新人だった人が、経験を重ねることで後から入ってきた人へ仕事を教える側になることもあります。
もちろん、全員が隊長や資格取得を目指す必要はありません。
現場の仕事を続ける人もいれば、自分には合わないと考えて別の道を選ぶ人もいます。
重要なのは、
9、セキュリティスタッフが考える「人生終わり」とは
セキュリティスタッフでは、警備員になることを人生の終わりだとは考えていません。
むしろ、これまで仕事が続かなかったり、住む場所や生活、お金などに問題を抱えていたりする人にとって、警備の仕事が「もう一度働くための入口」になることがあります。
だからこそ、仕事だけを渡して終わりにはしません。
面接でこれまでのことを聞く。
研修で仕事を覚える。
現場に出てからも困っていることを確認する。
必要であれば生活面についても一緒に考える。
そして最終的には、会社が支え続けなければ生活できない状態ではなく、本人が自分で自分の人生を進められる状態を目指します。
まとめ|「警備員になったら人生終わり」で決めつけなくていい
警備員に対して、
- 給料が低そう
- 誰でもできそう
- 周囲から見下されそう
- 仕事がきつそう
というイメージを持つ人がいるのは事実です。
また、交通誘導警備には暑さや寒さ、立ち仕事、クレーム対応など、大変な部分もあります。
だからこそ、「誰にでもおすすめできる楽な仕事」と言うつもりはありません。
一方で、警備員として働き始めたことで生活リズムが整った人もいます。
周囲の支えを受けながら一人暮らしができるようになった人もいます。
生活を整え、資格を取り、隊長を任されるまでになった人もいます。
警備員になった瞬間に人生が良くなるわけではありません。
しかし、警備員になった瞬間に人生が終わるわけでもありません。
今の自分に何が必要なのか。どんな働き方なら続けられるのか。その先にどんな生活をしたいのか。
そこまで考えたうえで、警備の仕事を選択肢の一つとして考えてみてください。
自分の体力で続けられるか、どのくらいの収入になるか、通勤や住まいをどうするか。
気になることがあれば、今の状況と希望する働き方をお聞かせください。仕事内容や勤務条件について確認しながら、ご相談いただけます。
下記フォームに必要事項をご入力のうえ、送信してください。内容を確認後、担当者よりご連絡いたします。
こんな記事も見られています
過去の記事
対応エリア
名古屋本社、岐阜・浜松・金沢の各営業所を中心に、
愛知県全域ほか、中部・北陸の各県に対応しています。
- 愛知(名古屋)
- 春日井市
- 小牧
- 豊山
- 犬山
- 大口
- 丹羽
- 扶桑
- 江南
- 岩倉
- 一宮
- 春日
- 北名古屋
- 稲沢
- 清洲
- 甚目寺
- 大治
- 七宝
- 蟹江
- 美和
- 飛島
- 海部
- 弥富
- 津島
- 愛西
- 尾張旭
- 瀬戸
- 長久手
- 日進
- 東郷
- 三好
- 三河
- 豊田
- 豊明
- 大府
- 東浦
- 東海
- 刈谷
- 知立
- 知多
- 阿久比
- 常滑
- 半田
- 高浜
- 武豊
- 美浜
- 南知多
- 安城
- 碧南
- 西尾
- 一色
- 吉良
- 幡豆
- 幸田
- 額田
- 岡崎
- 蒲郡
- 豊川
- 豊橋
- 新城
- 小坂井
- 宝飯
- 田原
- 岐阜県/三重県/静岡県/長野県/石川県/福井県
※その他の地域もお気軽にご相談ください。
