警備員の仕事って楽なの?警備会社が解説します!
警備員の仕事は「体力が必要」というイメージを持つ人が多いかもしれませんが、意外にも「楽」といった声もあります。
警備員として働く前に本当のところを知っておきたいですよね。
今回は、警備員の仕事が楽と言われる理由や、反対に大変なところについても紹介します。
警備員の仕事はなぜ「楽」と言われるかの
まず最初にお伝えしたいのは、警備員は「楽」な仕事ではありません。
では、なぜ楽といった声があるのかというと、
年齢に関係なく働ける
ルーチン業務
暇そう
などのイメージから、楽と言われるようになったのでしょう。
しかし、どのような仕事にも当てはまりますが、警備員の仕事も楽な部分だけでなく大変な部分もあります。
そのため「楽そうだから」という理由だけで警備員を希望しているなら、考え直した方が良いかもしれません。
警備員はどんな仕事をしているの?
警備員の仕事内容は大きく分けて、施設警備・交通誘導警備・貴重品運搬警備・ボディーガードの4種類に分けられています。
その中でも、求人情報も多くポピュラーなのが施設警備員と交通誘導警備員です。
ここでは、施設警備員と交通誘導警備員の楽な部分と大変な部分を紹介します。
施設警備員の仕事内容とメリット・デメリット
1号業務に分類される施設警備員は、主に病院やショッピングセンターなどの施設や事務所を巡回しながら警備を行い、トラブルを防止しています。
メリット1:屋内での仕事
施設警備員の楽な部分は、屋内で業務ができる点でしょう。
雨に濡れず、真夏や真冬でも空調が管理された場所で仕事ができるので、体力的な負担は少ないです。
メリット2:ルーチン業務
施設警備員の仕事は、特に問題が起きなければ受付や施設の巡回などルーチン業務が基本です。
ルーチン業務が得意な人にとっては、一度仕事を覚えた後は楽に感じるでしょう。
デメリット1:急に忙しくなる
万が一トラブルが起きると急に忙しくなるのが施設警備員の仕事です。
現場に行って問題を解決するだけでなく、その後の報告書の作成や、必要であればどういった経緯で問題が起きたのかなどをヒアリングする必要もあります。
トラブルは予想できず、急に忙しくなるのは大変な部分でしょう。
デメリット2:生活リズムが崩れやすい
現場によって、警備員は交代で休憩・仮眠を取ります。
そのため、ローテーションによっては変な時間に寝なければならず、生活リズムや体調が崩れやすいです。
交通誘導警備員の仕事内容とメリット・デメリット
2号業務に分類される交通誘導警備員は、主に工事現場や片側通行道路にて事故や渋滞などのトラブルが起きないよう、交通誘導を行っています。
メリット1:拘束時間が短い
交通誘導警備の場合「仕事が早く終わる」ことが多々あります。
理由は、交通誘導警備の現場となる工事現場などは、工事を行うために警察への申請が必要で、事前に「何時まで作業を行う」といったことを申請しているからです。
申請した時間以上は作業を行うことができないので、予定よりも早く終わることが多くなります。
現場の状況によって拘束時間が短くなるのは、楽な点と言えるでしょう。
メリット2:ルーチン業務
交通誘導警備も、基本的には車や歩行者が来たら誘導棒を振るなど、単純業務になることが多いです。
決められたルールに則って誘導作業を行えば良いので、ルーチン業務が得意な人にとっては楽に感じるはずです。
メリット3:柔軟なシフトで働ける
交通誘導警備は、毎週決まったシフトで勤務することは少ないです。
警備会社によって異なりますが、シフトの日数も「週1~2日程度からOK」の求人を出していることが多く、自分の予定に合わせながらシフトを組むことも可能です。
プライベートを充実させたり、高年齢の方でも無理のない日数で働ける点では楽だと言えるでしょう。
デメリット1:屋外での立ち仕事
交通誘導警備の仕事は基本的に屋外での立ち仕事なので、長時間立ち続ける体力や暑さや寒さに強い身体が必要です。
この点は、室内での仕事に比べると大変な部分と言えるでしょう。
長時間立ち続ける体力や暑さや寒さに強い身体が必要です。
セキュリティスタッフでは、空調服などの季節に応じた制服を取り入れ、働きやすい環境を整えています。
デメリット2:事故に巻き込まれる可能性がある
交通誘導警備員は、通行する車両や工事現場などの近くに駐在しているという観点から、デスクワークなどに比べると事故に巻き込まれる可能性が高いです。
事故に巻き込まれたり、反対に自分自身が事故の原因とならないよう、集中力が必要です。
警備員はやりがいを感じられる仕事です
警備員の仕事は「年齢に関係なく働ける」「ルーチン業務」などのイメージから、楽と言われるようになったのでしょう。
しかし、どんな仕事でも大変な部分があるように、警備員の仕事にも大変な部分があります。
特に、交通誘導警備は、慣れるまで体力的な疲れや精神的な疲れが辛く感じるかもしれませんが、その分充実感や達成感を得られる仕事です。
さらに、多くの現場を経験し細かいテクニックが身に付くと、やりがいも仕事の楽しさも増すはずですよ。