脱はんこでDXを推す
脱はんこへの道のり
「契約書に印鑑も押さんようないい加減な会社は聞いたことない」
「請求書に押印がないなんて、そんな非常識な会社はない。そんな常識が通用すると思うな」
「印鑑が無いと法律上問題なのがわからないの?」
「伝票が無いなんて詐欺会社だな」
「収入印紙を貼らないと脱税だろ」
セキュリティスタッフが、脱ハンコを進めている中で、取引先から言われた言葉の一部です。
(実際は、もうちょっとハードな言葉遣い)
セキュリティスタッフでは契約書、請求書などは1年前から、隊員の勤怠管理は10年近く前から電子化しています。
導入しはじめた頃は本当に大変で、取引先に理解をしてもらうのに苦労をしました。
ほとんどの方は、法的に問題ないことを説明をすればオッケーでしたが、中にはどれだけ説明しても理解してもらえず
「とにかく印鑑押せ、とにかく朱色の丸いマークがないと嫌なんだ。おれが法律だ」的なハンコLOVEな方もいました。
ただの商習慣だけで電子契約を断られる場合は、残念ながら契約をお断りしています。
こだわり過ぎと思われるかもしれませんが、このこだわりが日本のDXを推し進めると思っています。
とは言え、電子契約は、導入して1年以上経ちますが、上場企業も含めて数百件の契約締結をしていますので、ご安心ください。
当社との取引をきっかけに、自社でも電子契約のサービスを導入した企業もありました。
電子化への逆風が、一気に追い風に変わったのが、コロナ禍のリモートワークでした。
さすがに、リモートワークしてるのに、印鑑のためだけに出社したり郵送することに、多くの人が疑問を持ってくれたわけです。
それに加えて、河野大臣の押印廃止発言の後押しもありました。
公共案件だと、お客様から「押印がないと役所が受け付けてくれない」と言われることがありますが、あらためて確認してもらうと、思い込みや、習慣だけで、実は押印不要なことがほとんどです。
脱ハンコへの抵抗感は、ただの食わず嫌い
断言します。
数年前は、契約する双方が同じサービスを利用していないとダメだったり、なかなかハードルが高い電子契約でしたが、今となっては価格も安いし、法解釈も進んできたしハードルは全くありません。
※契約の中には電子契約が不向きなものもあるかもしれませんので、ご注意ください。
早い 安い 安心
・早い
最短で5分もあれば、契約締結までいけます。
パソコン、スマホからデータのやりとりだけなので、郵送でやりとりするタイムラグがありません。
・安い
月額基本料10,000円から始められて、1契約100円~200円が相場です。
そして、忘れがちなのが収入印紙がいらないこと。これは契約件数が多い、契約金額が大きい会社にはバカに出来ない削減効果だと思います。
もっと忘れがちなのが、書類を保管する場所代です。デカいキャビネットに大量に保存された黄ばんだ紙の契約書、、日本中でどれだけの面積を紙資料が占有しているんでしょう。
・安心
当たり前ですが、契約書を物理的に紛失する心配なし。
クラウド上でデータ管理されるため、データが消えたなんて心配は限りなくゼロに近いでしょう。
あと、これは直接的な効果というわけではないし、社風によっては違うと思うんですけど、、
当たり前を疑う
テクノロジーを積極的に取り入れる
無駄な事は、無駄だと思って(言って)もいい
こんな考えを持ってもらうための、社員教育の一環としてもDXの象徴として、脱ハンコを進めています。
弊社とお取引いただく納入企業様には、大変申し訳ないのですがサービスを提供してもらう立場でありながら、紙の契約書しかないと(私が)めちゃくちゃ難色を示します。
社員に脱ハンコ圧をかけているくせに、経営者の私がポンポン押印してたら示しがつきませんし、DXの波を日本に広げる使命を(勝手に)負っている身なのでご容赦ください。
RPAの導入を検討していた時に「申込書を印刷して押印してスキャンして返送、、」と言われた時点で、導入をやめました。
無料で始められるサービスもありますので、ぜひチャレンジしてみてください。
梅本和希、