出戻り転職
出戻り転職
セキュリティスタッフには、出戻りの社員が何人もいます。
一般的な数はわかりませんが、うちの出戻り率はたぶん高い。
内勤にも、現場の警備員にも出戻り社員はいます。
体調を崩して辞めた人
文句言い散らかして辞めた人
もっといい警備会社があると辞めた人
仕事のプレッシャーから辞めた人
私に叱られて嫌になって辞めた人
無断退職した人
当たり前ですが、色んな理由で辞める人がいます。
やりたい事がみつかって、前向きな理由で辞める場合は、温かく送り出しますが、そうじゃない場合も多い。
同僚、会社、現場に文句ばかり言う人は、話を聞くと、今までもずっと同じ理由で転職を繰り返している。
もっといい条件の警備会社へ移ると言う人の多くは、甘いキャッチコピーと魅力的(に見える)求人媒体に飛びつくのを繰り返している。
そんな時は、かなりしつこく、こんこんと話をします。
内面的なこと、現実的なこと、その人の現状に合わせて、時には厳しく、時には優しく。
当然、伝わる人もいれば、全く聞く耳持たない人もいます。
辞めたからこそわかるセキュリティスタッフの良さ
で、早いと一週間で戻ってくる(笑)
数年してから戻ってくる人もいます。
晴れ晴れした人もいれば、申し訳なさそうに戻ってくる人もいます。
どんな理由であっても、戻ってきてくれるのはうれしい。
一度は辞める選択をしても、離れたからわかるセキュリティスタッフの良さを感じてくれたから、戻る選択をしてくれたわけなので。
また、実務的に考えても、採用コスト、教育コストがかからない即戦力が戻ってきてくれるわけなので、とても助かります。
私(経営者)がそういうスタンスだからなのか、会社全体的にも出戻り社員に対して、温かく、と言うか当たり前に受け入れる風土があります。
辞めることを推奨するわけではありませんが、一回辞めてみないとわからないことはあるのかなと。
親はあれこれうるさいけど、親元を離れて、初めて親の有難さに気付く、みたいな感覚なのかもしれません。
梅本和希、