知っておきたい警備員の福利厚生
警備員として働こうと思うと、給与や仕事内容のほかに、健康保険や厚生年金保険といった福利厚生が気になる人もいるのではないでしょうか。
福利厚生面の充実は、働きやすさやモチベーションアップにもつながります。
この記事では、知っておきたい警備員の福利厚生について解説します。
そもそも福利厚生って?
そもそも「福利厚生」とは、通常の賃金以外に従業員とその家族に提供する報酬のことです。
国の法律で定められている「法定福利厚生」と、会社が独自で定める「法定外福利厚生」があります。
まずは「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」について見ていきましょう。
法定福利厚生
国の法律によって定められている健康保険、厚生年金、労災・雇用保険などの福利厚生制度を「法定福利厚生」と呼びます。
法律によって定められているため、勤務時間や年齢などの条件が同じであれば、どの警備会社で働いても等しく恩恵を受けることができます。
なかでも「健康保険」と「厚生年金保険」は、パートやアルバイトも週30時間以上の勤務で加入できます。
(平成29年4月からは、従業員501人以上の企業であれば週20時間以上の勤務で加入対象です。)
「労災保険」は、雇用形態や就労期間にかかわらず受給できる制度です。
勤務中だけでなく、勤務中が原因のケガや病気なども補償してくれます。
「雇用保険」は、失業した場合に必要な給付や再就職の援助を行うことなどを目的とした制度です。
パートやアルバイトも、31日以上の雇用で週20時間以上の勤務が見込まれる場合は対象となります。
法定外福利厚生
国の法律によって定められている法定福利厚生に対して、企業が独自で定める福利厚生を「法定外福利厚生」や「任意福利厚生」と呼びます。
通勤費や寮、健康診断、資格取得支援制度、食事補助など多岐にわたり、会社の規模や注力していることによって内容はさまざまです。近年では、企業の法定外福利厚生を比較して、会社選びの材料の1つにする人も増えているようです。
セキュリティスタッフの充実した福利厚生
セキュリティスタッフは社員のウェルビーイング向上のために福利厚生が充実しています。
たとえば、
- 家具や家電、食器も備えられたキレイな寮完備
- 寮への入居が決まった方への1週間分の食料支給
- 社外研修の受講
- 交通費全額支給
- 資格取得支援制度
- 制服・靴・空調服の支給
- 食事会補助
などがあります。
ほかにも、実際に働いてみると、出勤や休日希望がスマホで登録できるシステムや、警備報告書がアプリで送信できる仕組みも喜ばれています。
少し細かいですが、警備員が記入する「警備報告書」は警備会社に提出する必要があります。
この「警備報告書」が紙だと、会社まで持って行く時間も費用もかかりますよね。
しかし、セキュリティスタッフならアプリですぐに送信できるので手間も費用もかかりません。
福利厚生の充実が労働環境を左右する!
警備員として働こうと考えている人は、福利厚生が充実した警備会社を選ぶと良いでしょう。
警備員は働く現場が変わり、遠い現場に配置されることもあります。
そのため、交通費が支給される警備会社を選べば毎月の支出を抑えることができますし、寮付きなら家賃を抑えることもできますよ。
さらに、警備員として長く働きたいと考えている人は、資格取得支援制度のある会社を選びましょう。
持っていると有利な資格を取得することで収入アップやキャリアアップにつながります。
福利厚生は、会社から従業員へのサービスです。
福利厚生の充実は、働きやすさや仕事へのモチベーションにもつながるのではないでしょうか。