「警備員の仕事」の将来性
警備員として働きたいと考えている人の中には「長期的な目で見たら、AIの導入や働き方の変化で仕事が減るのではないか」と不安に思う人もいるでしょう。
特に、コロナ渦で人々の価値観や働き方が変化していく中で「警備の仕事は今後どうなるのか」気になりますよね。
この記事では、警備の仕事の将来性について紹介します。
警備の仕事は増加傾向
工事現場や商業施設など警備を必要とする現場は数多く、警備業界は人手不足が続いています。
コロナ渦の社会情勢では、さまざまな場所で自粛が求められていたことから「警備員が必要な現場や工事そのものを延期」とする動きがありましたが、現在は自粛の緩和に伴い、工事や現場も再開されてきています。
さらに、東京オリンピックや2025年の大阪万博など、大規模なイベントに向けて中心地の再開発や、自然災害に備える政策に必要とされる「新たな工事」に着手するケースも増えているのが現状です。
そのため、工事現場の増加と共に、交通誘導警備を行う警備員の需要も高くなっています。
また「実際にイベントが開催される」際にも、会場や周辺の警備が必要になり、当分は警備の仕事は増えていくでしょう。
特に交通誘導警備の仕事は増えている
近年の安全に対する意識の高まりから、交通誘導警備を増員する工事現場や、以前は警備員を置かなかった現場からの警備の依頼も増えています。
さらに、人々の生活のために必要な道路工事や新築工事などは、情勢によって工事自体がなくなることはありません。
交通誘導警備は工事現場に欠かせない業務なので、工事現場がある限り、警備員の仕事は限りなく続いていくでしょう。
そのため、交通誘導警備の仕事は減るどころか、むしろ増えているのが現状です。
女性の警備員も増えている
ここ数年「女性警備員」を求める現場も増えています。
理由は、主に女性をターゲットとする商業施設や病院などでは、同性の警備員のほうが利用者により一層の安心を与えることができるからです。
他にも、商業施設の「女性トイレ」や「授乳室」などの男性では入りにくい場所もスムーズに巡回できることや、女性特有の物腰の柔らかさが重宝され、女性警備員を求める現場も増えています。
女性警備員の増加に伴い、女性が警備員として働きやすい仕組みなども浸透してきていますよ。
AI導入で警備員の仕事は減るのか?
AIがより社会に浸透することで「人間の警備員が必要な現場は減るのではないか」と不安に思う人も多いですが、必ずしもその限りではありません。
たとえば、交通誘導警備やイベント警備など、臨機応変な対応や判断力が求められる現場では、まだまだAIよりも人間の方が能力的に上です。
特に、想定外のトラブルが起きる可能性のある工事現場では、AIだけでは判断を導き出すことが難しいとされています。
そのため、AIの介入は、人間が行う交通誘導警備をサポートする役割になると考えられます。
反対に、施設警備などルーティンワークが多くマニュアル化されている業務に関しては、AIでも十分機能する可能性があるでしょう。
しかし、AIを導入した警備が普及しても、最終的には現場にかけつけるなどの人間の行動が必要です。
つまり、警備業界でAIが浸透したとしても、人と共存することになると考えられています。
AIの導入はメリットも多い
先ほどお伝えしましたが、警備業界は人手不足です。
もし、AIを活用した警備を行わなければ、日本では国民の10人に1人が警備員として働く必要があると言われています。
そのため、AIを活用した警備システムが浸透すれば、より適切な警備を行い人々の安全を守ることができるでしょう。
また、警備員の負担が軽減されることも考えられます。
たとえば、従来では監視の目が届かなかった場所について、AIに任せることができる可能性もあるからです。
ただ、AIを活用した警備システムが浸透しても、最終的には人手が必要であることは変わりません。
AIの導入は警備員の仕事を奪うものではなく、あくまで「警備員をサポートをしている」ということです。
警備員は将来性が見込める仕事
大規模なイベントに向けての工事以外にも、自然災害に備えるための工事や中心地の再開発もさまざまな場所で進められています。
自然災害に備えるための工事や中心地の再開発は長期におよび、期間限定のものではありません。
そのため、今後も警備員が求められる現場は増えると考えられており、将来性は十分に見込めるでしょう。
もちろん、名古屋でも警備員が求められる現場は増えています。
名古屋で警備の仕事をお探しの方は、ぜひセキュリティスタッフで一緒に働きましょう!
警備案件・警備員数共に名古屋トップクラスなので、安心して働けますよ。